XMLの基礎知識

翻訳業界でもXMLデータを翻訳する、ということは珍しくはありません。
とはいえ、XMLがそもそもどんなデータかを理解している方は少数です。
確かに知識がなくても翻訳できますが、どうしてXMLでデータを保管するのか、どんな形で利用するのかを知れば、よりよい翻訳の手がかりとなります。
また、お客様に対しても、ただ翻訳作業をこなすだけでなく、問題解決や提案をすることができるでしょう。

中級コースの「XMLの基礎知識」では、XMLの簡単な構造を知るとともに、近年XML形式が望まれるようになってきた背景と今後の動向について、学んでいきます。翻訳手配時にまつわるトピックなども交えていきますので、「XMLの案件はなんとなく翻訳して終わり」という方も、ぜひこの機会にご参加ください。

DTPソフトの特長(実践編)InDesign & Illustrator

基礎コースでは、InDesignやIllustratorで入稿する際に注意すべき点や、案件開始時に確認しておくべきこと、また多言語展開のために一手間惜しまず作業することが、結果的に最も近道になるといったノウハウをお伝えしました。

中級コースの実践編では、FrameMaker同様、各自でいくつかのドキュメントを作成していただきます。
とりわけIllsutratorは、PDFやPowerPointから図を抽出するといった、ローカライズ業界特有のよくあるケースも取り入れていますので、見積もりを作成する立場の方にも、役に立つ内容です。

InDesignではちょっとしたインタラクティブなPDFを作る手法も取り入れ、InDesignからWebやタブレット用への展開など昨今のニーズに応えるようなワークを用意しています。

少人数制ですので、全くの初心者でもフォローいたします。ご安心ください。

言語表記と国旗アイコン

多言語サイトで言語表記に国旗アイコンを使用している場合をよく見かけます。
デザイン的にもアイキャッチとしても国旗を使用することは魅力的に見えますが、
実際には国旗と言語は単純に対になるものではありません。
明らかに国を限定して情報提供したい場合は有効(つまり言語表記の意味ではなく)ですが、
そうでない場合は、本当にその国の人々について「想い」を馳せているのだろうか?
という疑問を持たせてしまうかもしれません。
言語を扱うものとして、そうした配慮を常に持ち続けて、取り組んでいきたいですね。