最近の大型案件は自動組版を前提にしたデータが増えてきました。
翻訳後のレイアウト処理もそららの自動組版フロー後の調整作業をするのみ、といった具合になり、日々の進歩を感じます。
しかしながら、開発の技術はどんどん進化しているにもかかわらず大変残念なデータになっていることが多々あります。
XMLの知識を持っていらっしゃる方とInDesignにおける緻密な設計をできる方は、やはり別々であり、その連携が全くなされていないように思われます。
残念な元データを使っていくらXMLを駆使しても、結局手動で修正を加える負担がかえって増えてしまいます。まして自動組版はどうしても1ファイルのページ単位が少ないので、何百にもおよぶファイルに毎回同じ修正を加えねばなりません。
自動組版により作業効率を図られる場合は、InDesign等の元データの設計をそもそも見直される必要があるように思います。
もう少し双方が歩み寄り連携できると皆が楽になるのではないでしょうか。
Cafevoiceとしましては、そのあたりの橋渡しを今後していきたいと思っています。