Proof Checker PRO

先日参加した「DTP Festa」で、なかなかの優れものを発見。
その名も「ProofChecker PRO(Tooさん販売)」。2つのPDFファイルを見比べて、チェックしてくれます。
文字列も単に違うよというマークを示すのではなく、様々な方法で明確に違いを教えてくれますし、ページが相当ずれても、かなりの精度で対応してくれます。Acrobatについている比較機能では、なかなかこうはいきません。
タイ語もサポートしているマルチランゲージ対応なのも、嬉しいところです。
ただ導入を躊躇するのは、InDesignとIllustratorで書き出したものが対象だという点。
原稿がお客さんが作ったWordというケースも、FrameMakerの案件もまだまだ多い、なおかつそういうデータの方が、どちらかというと大量ページでぜひ見比べてほしい、ということを考えると、どうかなぁ。。
とはいえ、校正を人の目に頼るのも限界がありますし、修正確認作業で予期せぬところが変わっていた、なんてことも、このツールが教えてくれるので、業務フローが明らかに改善されることも確か。
しばらく動向をチェックしておきたいです。

求人情報

翻訳会社で扱う案件は、それほど大規模でないためか、権限もある程度あるかわりに責任も一人で負うことが多いようです。
そのぶんやり甲斐もあるでしょうが、物理的にも精神的にも抱えきれずに、ストレスとなり、仕事を辞める、というパターンをよく耳にします。
先日も知り合いの会社の同僚が、こうした理由で退職することになりました。
我慢の限界が来る前に、「プロジェクトマネージャー・翻訳コーディネーター養成講座」をご案内できればよかったな、と思いましたが、すでに遅し・・
ストレスにはいろいろな理由が重なっていると思いますが、技術レベルで解決できるスキルや情報とともに、品質に対する考え方、問題を解決していくアプローチの仕方、そして本当に困った時に頼れる横のネットワーク、そういったものがあれば、いくらかストレスを軽減する力になってくれたはず。

さて、本題ですが、そんなわけでマニュアルなどの制作ディレクターの求人情報です。
勤務地:品川区(9時〜17時30分)
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

チームマネージメント

基礎コース受講者の方から、次に受けたい講座として挙がったのが「チームマネージメント」でした。そういう声が生まれたことが、とても嬉しかったです。
中級コース最後の仕上げに行うこのテーマでは、「よいマネージャーとは?」「よいチームとは?」について考えていきます。
なかなか社内でコミュニケーションがうまくいかない、プロジェクト進行の上でよく問題が生じる、リーダーやマネージャーとして部下とどう接してよいかわからない、そんな方々にぜひご参加いただきたいです。

XMLの基礎知識

翻訳業界でもXMLデータを翻訳する、ということは珍しくはありません。
とはいえ、XMLがそもそもどんなデータかを理解している方は少数です。
確かに知識がなくても翻訳できますが、どうしてXMLでデータを保管するのか、どんな形で利用するのかを知れば、よりよい翻訳の手がかりとなります。
また、お客様に対しても、ただ翻訳作業をこなすだけでなく、問題解決や提案をすることができるでしょう。

中級コースの「XMLの基礎知識」では、XMLの簡単な構造を知るとともに、近年XML形式が望まれるようになってきた背景と今後の動向について、学んでいきます。翻訳手配時にまつわるトピックなども交えていきますので、「XMLの案件はなんとなく翻訳して終わり」という方も、ぜひこの機会にご参加ください。